せぴ論

雑多感想アンド持論整理用

100分de名著 ロジェ・カイヨワ「戦争論」感想

活字が苦手なのでこの番組すごく有り難いです。いやこの「戦争論」と「フランケンシュタイン」を観たくらいなんですけども。小難しい文章は大変に苦手すぎるので噛み砕いて口語で説明してくれるのが良い。時代背景や作者個人の観点からの考察なんかも聞けて、分かったつもりになっちゃう(笑)

少なくとも文章だけから入ったら理解出来ないままだったろうな~っていうことを教えてくれるのでその後読むハードルも下がるというか。ま、その後読んでないですけど。読めな…。

 

ちょうど8月、終戦の時期にやっていた本題「戦争論」面白かったです。ちょうど宝石の国10巻の考察の役にも立ったりした。人間の傾きという切り口だったので。

大したこと書けないけど、とりあえず備忘録として。また何か思い付いたら追記しよ~

 

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プロメア感想(ネタバレありあり主観もりもり文章ぐちゃぐちゃ)

プロメア3回見ました。たのぴー。今まで音響とか画質とか気にしたことなかったんですけど、拘ってる映画館で観てみるとやっぱり違うくて感動します。音楽もサントラとSuperfly様のリピートが止まりませんわ~。天才たちの所業…。

けども、実は1回目観たときはストーリーがちょっとモヤってするところあるなって思って。大分時間を置いて2,3回目観てきて、なんとなく自分の中で整理がついたので記録しておこうかと…。

ストーリーにのみ重点を置いて語りますね!普段基本的に全肯定マンなので割と酷評かもしれない…のでアレだったら回れ右でお願い致します。だいたい結末にたいして的なやつです。散々議論されてそうだが…

何ていうか演出と映像が好きすぎなので…このあたりはあんま深く語れないが最大の魅力と思ってます。演者様たちもね~。

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宝石の国10巻感想 人間の本能的欲求から考えるフォスが人望を獲得できなかった要因

宝石の国は何かもう語るまでもないことですが凄い作品である。キャラや設定の魅力、綿密な伏線、展開…全てが凄まじい。様々な観点から考察できる本当に素晴らしい作品だと思うけど、(先生のインタビュー(https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/12982)を読んだときの衝撃もあり、)私は「役割を求めることは人間の本能的欲求の一つである」という観点から何でフォスがこうなっちゃったのかを読み解けるのではないかと考えた。

主に下記2点である。

*勝手に使命感に燃えて、目的達成を最優先してしまった

*他の子に重要な役割を付与しなかった(本気で頼ろうとしなかった?)

宝石たちは勿論にんげんではないのだけど、これも周知のことかと思うが、人の主に綺麗でない部分を嫌というほど描いている。ということで前述した人間の本能的欲求というテーマで考えます。

 

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フランケンシュタインの誘惑 超人類 感想

フランケンシュタインの誘惑」という番組が好きだ。1話は、ニコラ・テスラの話ということで、FGO民などで話題になったと思う。

けど、それ以降も大変興味深い話題を取り上げ続けている。特に印象的だったのが、優生学、原爆、ロボトミー、ビタミン…いや、見たやつ全部好き。科学の進歩によって生み出される闇(倫理観の欠如とかが主かな?あと研究とお金とか、立場とか)を緻密に描く姿勢が大好き。

そもそも倫理観というのは、常に変化し続けているもので…。というのはまあ別の話題にしておこう。

先日「人体蘇生」というテーマでシリーズは一旦区切りがついたのだが、待望の新作が3作予定されているようだ。その1作目がこの「超人類」いわゆるサイボーグのお話。これまで、過去に実際に起きてきた闇を取り上げてきたので、現在のところそんなにゾッとする闇はないこのテーマは、物足りなかった人もいそうだなーとは思う。個人的には、前述の通り変化し続ける倫理観、に興味があるので、今後場合によっては新たな闇が生まれそうなこのテーマも、やはり「フランケンシュタインの誘惑」という番組に相応しかったと考えている。

 

今回の内容について語りたいわけじゃなくて、出演者二人の意見の対立が面白かったのでそれをば。司会のアナウンサーの女性と、いつもいる大御所な感じの名誉教授、そしてそのテーマの専門の学者、の3人で論議を交わす場面を挟むのが通例。普段は、倫理的にアレだけど、ブレイクスルー的な成果を上げた科学者が取り上げられ、成果はすごいよね、でも今の倫理観ではありえないね、みたいな感じでだいたい名誉教授さんと専門家の意見は一致する。けど今回は何かめっちゃ対立してた。笑

 

名誉教授の方は、どうにもサイボーグ技術は受け入れられないようだ。もはや生理的、本能的に受け入れられないんだろうなと思う。鉄血のオルフェンズでもそういうの見たから知ってる(笑)。でも専門家さんは勿論それを日々研究していて、義足が専門のようだった。足が不自由な方のために、と毎日試行錯誤してるんだろう。そんな方が、あんだけ受け入れられねー、という態度を取られたら、そりゃまあ…とは思う。

しかし、今回取り上げたラルフ・モシャーが倫理的に踏み外してはいなかったからか、専門家の方が普通にちょっと環境が整ってたら倫理的に踏み外しそうな人な気がして、危険な感じがした。典型的な無責任系というか。大丈夫だとは思うけど。

銃も含め、技術自体に罪はないというが、なら、原爆とかはどう捉えているんだろう。罪がないのは勿論なのだけど、やはり使われる方向を考えなければならない、というのは散々人間がこれまで失敗して学んできたことだと思うのだけど。答えが出る問題じゃないけど、科学者がそれを思考停止した時点で大きく倫理的に踏み外す可能性が出るんじゃないかと思う。歩き続けられるアシスト装置的なものが紹介されてたけど、戦場で使う想定で開発されているのは、やはり何か考えるべきじゃないんだろうか…。何が正解というのではないけどね。。

愛されるツンデレキャラとは~3つの”ツンデレ”~

一昔前、ツンデレキャラの大ブームがありました。その時に見かけた意見。「ツンデレという属性を借りた暴力女が多すぎる」

私なりにその時考えていた、「愛されるツンデレキャラが持つ3つの”ツンデレ”」についてまとめます。

そも、ツンデレの定義とは…といった話になるとまた論争があります。とりあえず、本記事では「好きな相手に対して素直に表現が出来ない」というのをツンデレと考えています。

 

下記①~③を全て満たしている子は、暴力女と呼ばれるような子ではなくないですか?どうでしょう?

①経過型|ツン→デレ

物語序盤では本気で嫌ってたけど、次第に又は何かのきっかけで好きになっていく…という時間経過による好感度変化があるpatternです。「好感度が高い」「好きになった」ということに物語内で理由をもたせることができる、説明ができる、ので納得感があって良いですよね。

②素直になれない|ツン:デレ=9:1

(多分)一般的に周知されているツンデレのかたちですね。普段の素直になれなさもいじらしい、そしてデレたときのギャップ萌え。そりゃ流行りますわい。

③ツンの相手・デレの相手がいる

ツンの相手→本命、デレの相手→友達・親友 なんかのパターンが多いかな。勿論違う場合もあります。

同性の友達とかが多いかと思いますが、デレ10割くらいの相手がいると、思いやりのある一面も見えて、「この子ホントはいい子なんだな」っていうのが分かりやすい気がする。なおかつ、ツンをする相手が特別ということもまた見えてきて大変いじらしくて可愛く見えますね。

 

今ぱっと思いつくのは、翠星石ローゼンメイデン)、牧瀬紅莉栖(シュタゲ)、リタ(TOV)とかなんですけど…もっといたと思うんだけど…思い出したら追記しよう。